Sorry, your browser doesn't support Java(tm). さて、こんなに厳しい万座の冬でも、森の動物達はたくましく生き抜いていきます。これは誰でも知っている、ノウサギの足跡です。ではどちらの方向に進んでいるのでしょうか?

この絵をご覧ください。…正解は右から左に向って進んでいたんです。ケンケンパのケンケンが前足で、パが後ろ足です。ノウサギは前足をつき、後ろ足で飛び越すように進んでいきます。まさにウサギ跳びですね。



その他、これはリスの足跡、







これはニホンカモシカの足跡です。この他この辺りではキツネやタヌキなど森のお決まりの動物は当然いますが、






オコジョや、





テンなどもよく見かけます。特に冬は木々の葉が落ち一面が真っ白になるのでこういった珍しい動物に出会える機会は夏よりも多くなるのです。

…動物達の最後のお話しは最近この嬬恋村でも見られるこの動物です。これはタヌキではありません。実はこれ、アライグマなんです。もともとアライグマはアメリカ産の動物で、在来種ではありません。以前ペットとしてブームになりましたが、成長すると気性が荒くなるため飼い主の手に負えなくなって放棄される事が多いのです。現在はエサをめぐってライバル関係にあったタヌキの数が、皮膚病(疥癬症)のまん延などでかなり減り、その生態系のすき間にうまく入り込んで完全に帰化動物となりました。被害はトウモロコシ・飼料・メロン・スイカ・イチゴなどの農作物にとどまらず、乳牛の乳首を食いちぎったり、野鳥の巣を襲うなど、在来の野生生物へも深刻な影響を与えています。どうか、このスライドショーをご覧になる方は、森の生態系を崩すような無責任な飼主になりませんように、心からお願い申し上げます。

前へ     次へ

万座温泉、季節の綴りトップに戻る