増田さん家の山葡萄

たわわに実った山葡萄ある時、森の中で木の実を採取している時、後ろから声をかけられました。『おーい。そこでは何が取れるんだい?』嬬恋村芦生田に住む増田光央・真理子夫妻でした(現在は静岡県・伊豆に移住)。

増田さん家はご主人が木の実を採り、奥様がその素材で得意の料理を作って、四季折々の恵みを楽しんでいらっしゃる素敵な夫妻です。

早速、山葡萄のおいしい利用法を教えていただきました。



採ってきた山葡萄を、まず丁寧に実を取り、よく洗います。

次に実の半分の量の砂糖を足して一晩おいてやります。
翌日、充分に砂糖がしみこんだものを弱火にかけます。

20分程たったらよく混ぜながら実をつぶしていきます。

こんなんなりました。
これをこしてやります。

山の恵みいっぱいの山葡萄ジャムのできあがりです。
さて、ここからが真理子夫人の器量の本領発揮です。

こした後のカスを再利用します。
水を足して火にかけてやり…

それをまたこすと、山葡萄ジュースのできあがり!
最後のカス?いえいえ、まだ染物にも使えるそうです。

いやいや、たいへん楽しくいい勉強になりました。
こす時に力がいりますから、男手があるといいと思いましたね。

 

今回の記事を載せるにあたってご主人はこう一言添えてほしいとおっしゃいました。

  1. 『山葡萄はたいてい高い所にあり、専門誌の採取の仕方を読むと、つるを引き下ろすなどと書かれている場合がありますが、大変デリケートな枝?の為傷つき折れてしまいます。
    中には山葡萄が絡みついている木ごとまるまる伐採し、採取するアホがいるので毎年減ってきているのが現状です、なるべく葡萄の房の上で切り、採取して頂けると毎年実がなる可能性があります。』

  2. 『山葡萄を見つけても全てを採取するのではなく、野鳥が食べる分も残してあげてください。鳥の糞により種が運ばれ、山葡萄も増えていくはずです。(私だけの思い込みかもしれませんが・・・)』

と。こういう方に採って頂けるのであればネイチャー木村も大満足です。

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