考案者 Joseph Cornell(ジョセフ・コーネル)
米国カリフォルニア在住のナチュラリスト。カリフォルニア州立大学大学院を卒業後、大自然の中で暮らしながら米国各地で実践活動の中から考案したプログラムを「SHARING NATURE WITH CHILDREN(子供たちと自然をわかちあおう)」として発表し、海外でも次々と出版され、世界的に注目されています。 |
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(社)日本ネイチャーゲーム協会 はネイチャーゲームの概念を以下のように定義しています。(2003年11月現在)
ネイチャーゲームとは
ネイチャーゲームとは、1979年米国のナチュラリスト、ジョセフ・コーネル氏により発表された五感を使って自然を直接体験するプログラム(野外活動)です。
ネイチャーゲームには、現在100種類以上の活動があり、四季折々に子供と大人が一緒に自然と触れ合う事ができます。
なお、社団法人日本ネイチャーゲーム協会ネイチャーゲーム認定委員会では、これらの条件を満たしているネイチャーゲームとして、1997年4月1日現在116種のゲームを認定しており、このうち最もよく使われるゲームを基礎ネイチャーゲームとしてこ指導員ハンドブックで解説しています。
今後、新しく考案、実践されたネイチャーゲームは、審査の上追加認定していく予定です。
日本ネイチャーゲーム協会は考案者であるジョセフ・コーネル氏とライセンス契約を結んでおり、氏の提案する「自然への気づき」「わかちあい」「フローラーニング」といった理念・技術を正しく継承し普及することを目的としています。また今後の協会の課題として日本なりの文化と歴史、自然に合った新しいネイチャーゲームを創りだそうとも試みています。
しかし実際には私達はおよそ誰もが幼少の頃、野山で虫を取ったり、スケッチしたり、かくれんぼをして遊び、自然と親しみ自然に教えられ育ってきているはずです。つまりはネイチャーゲームはみんなやってきたことなのです。
私が考えるに自然の中での体験は
?@自然の恵みへの感謝の気持ち
?A生命に対しての尊厳
?B厳しい野生に触れることにより生きる力・行動力・競争力の鍛錬と取得
を養ってくれるものと確信しております。何もネイチャーゲームにこだわらなくとも、ハイキングをしたり、草原で昼寝でもしてみれば野外活動としての体験価値は充分にあります。でも僕は野外活動にネイチャーゲームを活用していこうと考えています。
笹舟や栃笛を作って遊んでみたり、なんとなくドングリに顔の絵をかいてみたりする。そんな素朴で平和な文化が失われることの無いよう、願ってやみません。
(2004年1月)