Sorry, your browser doesn't support Java(tm). 万座温泉や白根山一帯にはご覧のような立ち枯れの木々がご覧頂けます。最後の噴火(水蒸気爆発)である1882年8月6日より前には、湯釜の周りにはたくさんの木々が生えていました。しかし湯釜の噴火によってその木々は押し倒されたり、熱い火山灰によって燃えてしまったのです。

この立ち枯れの木々の様子を見るだけでも、活火山の恵みで素晴らしい温泉と大自然と景観とを授かっている私達の心を謙虚にさせてくれます。


そしてもう一つ、万座温泉は温泉の良さだけでなく飲用水のおいしさでも有名です。しかし標高1800mもあるのでとてもここまで水道管はひけませんし、万座川は温泉が混じり飲用にはとても向きません。


そこで、山裾にブナの生い茂る実り豊かな山、御飯岳の明神沢から飲み水を得ているのです。


万座温泉の緑豊かな原生林はその地中にスポンジのように水分を蓄え、ある水滴の一粒は温泉に、ある一粒はミネラルたっぷりの飲用水となって、多くの恵みを私達に与えてくれています。










…オオシラビソが朝焼けに照らされています。万座の夜明けが近づいているのです。



白根山から朝日が昇ってきました。日の光はやさしく万座の森に降り注ぎ、野鳥はさえずり、草木は花を開かせます。

さあ、万座温泉で得られるものは水も温泉も空気も全て、この天然の大自然の恵み、地球の恵みそのものです。今日もしっかり温泉に入って、しっかり笹茶を飲み、たっぷり高原の空気を吸い込んで、大自然のパワーを体いっぱいに蓄えてください。
そうして毎朝6:00からの早朝散歩に参加できたなら、何か素敵な森の発見があなたを待っているかも知れません。

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