※ 昼食は現地となります。各自ご用意ください
武具脱の池
むりどん
話者: 清水 こと 再話: 井田 安雄(新田郡藪塚)S52
※インターネットより引用
むかあしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがあったと。 住んでいる家はもう古くなって、雨の降るときはポタンポタン雨漏りがしていたんだと。
ある夜、おじいさんがおばあさんに、 「世の中で、なんていったって、一番怖い物はオオカミだな」というとおばあさんは 「オオカミも怖いけどおじいさん、わしゃむりどんが一番怖いよ」おじいさんも 「そうだな、こんな時はむりどんのほうが怖いかもしれないな」と話していたんだと。
そのとき、やまのオオカミがおじいさんの飼っている馬を食おうと、家の外に来ていたが この話を聞いて 「俺が一番強いと思っていたが、俺より怖い物がこの世にいるのか。いったいむりどんってなんだろう」と独り言を言って思わずウオーと吠えたんだと。
家の中のおじいさんは、オオカミの声を聞いて、たまげて大声を上げて、馬に飛び乗ってにげだしたんだと。
だが、お爺さんの乗ったのは馬ではなくて、ほんとはオオカミだったのさ。オオカミはたまげてしまったよ、自分の背中に乗り、首っ玉をしっかり押さえられたので、これは、てっきり自分より怖いむりどんに違いない。とって食われれてはたまらないと思って夢中で駆けだしたんだと。
おじいさんはおじいさんで、振り落とされちゃあ困ると思って、首っ玉に思いっきりの力でしがみついたんだと。オオカミは、首を絞められるんで、食われちゃ困ると背中のむりどんを振り落とそう、振り落とそうと、やたらに駆け回ったんだと。
さんざ山の中を駆けたあげく、夜明け近くなって、お爺さんがのっていた、馬をよく見ると、それがオオカミだったので、お爺さんは、また、たまげて 「ウワアー」と大声をだして、しがみついた手を離して背中から飛び降りたんだって。 オオカミはオオカミできつかった首が楽になり、むりどんを背中から落とせたので一安心、やっとの事で助かったと思って、あとも見ずに山の中に逃げていったとさ。
大島知美さんの朗読 |
嫗仙の滝ではいポーズ |
森の巨人たち100選「嫗仙の滝のカツラ」 | もみじ谷こーす |
「森林セラピスト」「森林セラピーガイド」資格のための第3回森林セラピー検定(NPO法人森林セラピーソサエティ)、日程が決まりました。
■応募締め切り 4月30日(金)
■検定試験 6月5日(日)
※森林セラピー検定試験受験者が20名以上集まれば、草津町に試験会場を誘致することができます。草津で受験し、合格後は「草津森の癒し歩道」で活動してみたいと思う方は、事務局までご連絡ください。
草津町は、特定非営利活動法人 森林セラピーソサエティが認定する森林セラピー基地です。
■認定日:
平成22年4月1日(第5期)
■森林セラピー基地名:
「草津森の癒し歩道」
■森林セラピー基地の特徴:
草津温泉は日本三大温泉のひとつであり、豊富な湯量と効能で古くからたくさんの人々の心と身体を癒し続けてきた温泉である。
年間300万人が訪れ、宿泊者は200万人となっている。草津周辺には、白根山、芳ヶ平、コマクサの群生地等があり、草津温泉周辺はカラマツ林を主体とした山林が広がっている。
草津森林療法協議会
Kusatsu Council of Forest Therapy
〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津464-28
草津町総合保健福祉センター内
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