岩櫃コース1. 一本松(原町平沢)登山口からの周回コース
東吾妻町のシンボル、標高802mの『岩櫃山』は、多様な動植物種や巨木、南面約200mの絶壁、奇岩・怪石が連続する山容など、吾妻八景を代表する景勝地…などという一般的な言い回しでは表現できないほど、魅力溢れる山です。岩櫃山は戦国時代、武田の三名城といわれた要害『岩櫃城』があったところで、吾妻郡全域は真田氏が治めていました。その後『岩櫃御林』として大切に保護され、また近代も保安林とされてきたために、低山にしては大木がよく残っており、岩山の割には森林浴が味わえます。中でも紅葉の頃の、奇岩の隙間から除く紅葉、或いは4月中旬、大隅桜(吾妻郡最大の桜)の景観には胸をうたれます。
岩櫃山山麓には縄文時代の『ハート型土偶』(国指定重文)が出土し、東国文化時代の古墳群が多数確認されています。また、山頂付近の岩陰には弥生人の再葬墓が確認されています。鎖場を登り山頂から吾妻平野を鳥瞰すると、古代から信仰を集めてきた岩櫃山のパワーに圧倒されることでしょう。
真田昌幸氏が武田勝頼公のために造成した御館『潜龍院跡』なども楽しみの一つです。
少人数制のエコツアーとしてお受けする場合と、ガイド派遣方式では対応の仕方が異なりますので、予めご承知くださいませ。
見どころ 岩櫃山 南面200mの絶壁 奇岩・怪石 岩櫃城址鷹の巣遺跡 天狗の架け橋 大隅桜 潜龍院跡 郷原城址 岩櫃御林 鎖場 紅葉
期 間 4月~12月(雪が降るまで) 予約受付人数と料金
(完全ガイド貸切)【エコツアー料金】※傷害保険、送迎付き
1名様 21,000円 ※少人数制でホスピタリティを重視した対応をするのがエコツアーです。 2名様 11,500円 3~4名様 9,000円 5~6名様 6,500円
【ガイド派遣料金】
※傷害保険なし、送迎なし現地集合
10名様まで 27,000円 ※教育旅行団体様、道案内目的の団体様の場合は、この限りではありません。 18名様まで 36,000円 所要時間と
モデルコース【所要時間】 約6時間~7時間
【モデルコース】
原町駅出発 9:00 送迎 一本松登山口、登山開始 9:15 沢通り 櫃の口 10:00 休憩10分 岩櫃山頂 10:40 休憩10分 鷹の巣遺跡 11:10 密岩通り 天狗の架け橋 11:40 密岩登山口 12:20 休憩10分 潜龍院跡 13:00 昼食40分 赤岩通り分岐 14:20 休憩10分 岩櫃城本丸跡 15:00 休憩10分 一本松登山口、下山 15:30 原町駅到着 15:45 送迎 料金に含まれるもの 【エコツアーの場合】
ガイド料、保険料、おやつ、ハーブティーなど
【ガイド派遣の場合】
ガイド料のみ(傷害保険も当方では掛けません)料金に含まれないもの お弁当代など 送迎について エコツアーのお客様は、ご宿泊の施設、または最寄りの駅(中之条駅、長野原草津口駅、軽井沢駅など)まで送迎いたします。 申込〆切日 7日前(注意事項及びキャンセル規定はこちら) 服装/持ち物 長袖、長ズボン、リュックサック、登山靴、飲み水、弁当、雨具、ゴミ袋、身分証明書、タオル、靴ひも予備、行動食、防寒着、防寒帽、着替えのシャツ(汗をかいた場合)、地図、コンパス、ヘッドライト
一本松登山口(平沢登山口)から沢通りルートで登ります。標高差は約250mです。
岩櫃山は、小規模ですが鎖場の連続する急な山です。初心者の方でも慎重・丁寧にゆっくり登れば制覇できますが、しっかりした登山靴やご支度をお願いします。
山頂眼下には吾妻谷の広大な堆積平野が広がります。ここが、古代吾妻の中心地でした。
もっとも難易度の高い鎖場を越えると、恐怖の平均台「天狗の架け橋」です。「天狗の架け橋」は迂回路があります。
密岩通りの紅葉は素晴らしいの一言。奇岩・怪石の合間から覗く錦秋をご満喫ください。
密岩通りの急傾斜を下り、幕岩の下を通って赤岩通り(或いは十二様通り)へ。200m断崖迫力の凄まじいこと!
岩櫃山直下にあるエドヒガンザクラの大木『大隅桜』は、高さ18m、幹周り7.4m、根本回り10.9mもある古木。吾妻郡では最も太い桜の木とされています。
戦国時代の天正十年(1582)、織田・徳川の連合軍に攻められ滅亡するのを待つ状態だった武田勝頼を岩櫃城に迎え、再起を図るために、真田昌幸が造った御館、それが潜龍院です。しかし、勝頼は吾妻の地に来ることかなわず天目山で自刃してしまいました。
尾根通りを通って岩櫃城址へ。岩櫃山上部は美しい落葉広葉樹林帯となっています。
鎌倉時代、この地を治めていた吾妻太郎助亮が建久年間(1190~99)、源頼朝の助言を受け築城したとも、応永12(1405)年に斉藤憲行が築いた(加沢記)ともいわれる岩櫃城は、1.4平方kmで中世の城郭では県内最大級のもので、戦国時代、真田氏が吾妻郡を支配し、沼田城方面を攻略するための重要な拠点となっていました。
その他のご連絡
- ツアーの前後は基本的に近辺施設でのご宿泊を強くお勧めいたします。特にお帰りの交通機関をご予約されてしまうと、天候不順やお客様の体調・体力によって下山時刻が遅れ、ご予約した交通機関に乗れなくなってしまうことがあります。
- ただし、安全と下山時刻尊守のために、ガイドの判断でやむを得ず行程の一部を省く場合がございます。
- 朝食と昼食のお弁当はお客様の方でご用意ください(行きにコンビニに立ち寄ります)。
- ご予約の前に、傷害保険・賠償責任保険・注意事項 をよくお読みくださいますようにお願い申し上げます。また、ご同行者様も傷害保険に掛けますので、予め同行者様の(1)お名前 (2)ご住所 (3)性別 (4)電話番号 (5)生年月日をご準備くださいますようにお願い致します。
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