日本のポンペイ「鎌原」を訪ねる
「天明の 生死を分けた 十五段」どこかでお聞きになったことのあるこの句は、嬬恋村鎌原の鎌原観音堂で生まれたものです。
1783年(天明三年)、浅間山が大噴火を起こしました。火口から溶岩はゆっくりと流出していましたが、何らかの原因で突然大崩壊を起こし、土石なだれとなって山麓の宿場町(鎌原)を襲いました。これが「鎌原土石なだれ」です。村人570人のうち、生き残った人は93人。その多くは、高台にある安全祈願所の鎌原観音堂に逃げ、助かりました。
2m~6mもの土石なだれに押し流された鎌原村でしたが、生き残った93名は近くの村々の厚い援助に支えられ、新たな家族をつくり、不毛の土地を耕し、ついには同じ場所に村を再建し今に至っています。
このプランは、万座・鹿沢口駅からスタートして鎌原観音堂・嬬恋郷土資料館に行き、(送迎)、浅間山噴火のことや鎌原村再建時の出来事に触れ、現在の鎌原集落や美しい棚田を散策しながら万座・鹿沢口駅に歩いて戻ってきます。
集合
コース【集合】 JR吾妻線 万座・鹿沢口駅
【コース】
万座・鹿沢口駅~(車移動) ~ 鎌原観音堂・嬬恋郷土資料館 ~ 延命寺跡地 ~ 鎌原神社と郷倉 ~ 延命寺門石を使った道しるべ ~ 笹平の崖上 ~ 芦生田 ~ 万座・鹿沢口駅期 間 4月~12月(雪がなければOK。但し4月、11月、12月は寒いです。) 時 間 3時間~3時間半、スタート時刻は応相談 予約受付人数と料金
(完全ガイド貸切)【エコツアー料金】※傷害保険、送迎付き
1名様 13,000円 ※少人数制でホスピタリティを重視した対応をするのがエコツアーです。 2名様 7,500円 3~4名様 5,000円 5~6名様 4,000円
【ガイド派遣料金】
※傷害保険なし、送迎なし現地集合
10名様まで 15,000円 ※教育旅行団体様、道案内目的の団体様の場合は、この限りではありません。 18名様まで 20,000円 料金に含まれるもの 【エコツアーの場合】
ガイド料、保険料、おやつ、ハーブティーなど
【ガイド派遣の場合】
ガイド料のみ(傷害保険も当方では掛けません)料金に含まれないもの 昼食代、嬬恋郷土資料館入館料(一般300円、小中学生150円) 申込〆切日 5日前(注意事項及びキャンセル規定はこちら) 服装/持ち物 ウオーキングに適した活動しやすい服装、ウオーキング用シューズ、季節により防寒着、飲み物、雨具、身分証明書など
スタートは、鎌原観音堂に隣接する嬬恋郷土資料館を見学していただきます。天明3年の浅間山噴火に起因する“土石なだれ”によって、埋没した鎌原村から発掘された品々などが展示されています。 古くから馬の安全祈願所として、人々に親しまれていた高台にあった鎌原観音堂。1783年浅間山噴火の際、ここに逃げ込んだ人々だけが生き残った。隣接する庫裏にいる、地元の長老から話を聞くこともできます。 鎌原神社には村指定重要文化財の郷倉(備荒貯穀倉)があります。郷倉を建てたのは災害からわずか5年後のこと。鎌原住民の“生きる力”の現れです。また、境内の大木も見もの。ここは嬬恋村屈指のパワースポットでもあります。 「右ぬまた 左すがを」とある道しるべは、なんと延命寺門石の欠片だったことが判明しました。延命寺は土石なだれにすっかり覆われ、門石は25km以上下流に流されたのに、です。 土石なだれに覆われた不毛の大地を、鎌原村民たちは壮絶な努力により実り豊かな土地に変えました。田んぼの中には退かしきれなかった溶岩塊が点在しています。 嬬恋村のビュースポット、笹平の崖上です。この崖を、鎌原土石なだれはナイアガラのように流れ落ちました。現在は穏やかな農山村風景が広がっています。
その他のご連絡
このプランはガイド貸切制のプランですので、お時間はお客様のご都合に合わせさせていただきます。
イベントの前後は近辺施設でのご宿泊をお勧めいたします。お帰りの交通機関をご予約されている場合は、乗車時刻に合わせた時刻で終了させていただきます。
ご予約の前に、傷害保険・賠償責任保険・注意事項 をよくお読みくださいますようにお願い申し上げます。また、ご同行者様も傷害保険に掛けますので、予め同行者様の(1)お名前 (2)ご住所 (3)性別 (4)電話番号 (5)生年月日をご準備くださいますようにお願い致します。
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