奥万座川と本白根沢の間は、熊池や鮒池などの大小さまざまな湖沼を有する広い扇状地形になっています。水と養分が良いためか、ここには嬬恋村最大のミズナラやダケカンバ、ハリギリ、ウラジロモミなどの巨木がひしめき合っています。そして一番の見どころは三つ又のミズナラ。上ではなく、足の方が三つ又になっている珍しい樹で、これぞ本当の三つ又の樹です。
冷温帯と亜高山帯の中間地点であるため、樹種が多く、ツキノワグマ、ニホンザル、テン、カモシカ、リス、キツネ、タヌキ、アカネズミなど、ざまざまな動物たちの痕跡を見ることができなす。上空は猛禽類が優雅に旋回しておりその他の野鳥にも多く出会うことでしょう。嬬恋エリアでスノーシューで訪問できる場所としては、珍しくブナの大木があることも特徴です。
多雪地区の万座温泉ですが、長めの笹であるチシマザサ地帯を通ることと、急傾斜を下るので雪が締まっている必要があるため、2月以降のご案内とさせていただきます。
見どころ 亜高山帯針葉樹林 冷温帯落葉広葉樹林 四阿山・根子岳の眺め 旧ゲレンデ跡地 動物の足跡 熊棚 動物の食痕 根上がりの木 倒木更新 ミズナラ巨木 三つ又のミズナラ ダケカンバ巨木 ハリギリ巨木 ウラジロモミ巨木 ブナ 期 間 2月~4月上旬 予約受付人数と料金
(完全ガイド貸切)【エコツアー料金】※傷害保険、送迎付き
1名様 21,000円 ※少人数制でホスピタリティを重視した対応をするのがエコツアーです。 2名様 11,500円 3~4名様 9,000円 5~6名様 6,500円
【ガイド派遣料金】
※傷害保険なし、送迎なし現地集合
10名様まで 27,000円 ※教育旅行団体様、道案内目的の団体様の場合は、この限りではありません。 18名様まで 36,000円
所要時間と
モデルコース【所要時間】 約5時間半~6時間
【モデルコース】(万座温泉内ご宿泊の場合)
ホテル出発 9:00 送迎 熊池湖沼群入口 9:20 熊池 10:00 鮒池巨木群 10:40 休憩 三つ又のミズナラ 11:30 最大のミズナラ 12:00 昼食50分 門番のクロサルノコシカケ 13:20 休憩 熊池 13:50 休憩 熊池湖沼群入口 14:50 ホテル着 15:10 送迎 料金に含まれるもの 【エコツアーの場合】
ガイド料、保険料、おやつ、ハーブティーなど料金に含まれないもの お弁当代、レンタルスノーシュー、ストックなど レンタルスノーシュー スノーシューとストックのセットをお一人様1,000円でご用意いたします(大人・子ども同料金)。
※スノーブーツはありません、各自でご用意ください(登山靴で可能)。送迎について ※ガイドがご宿泊の施設、または最寄りの駅まで送迎させていただきます。 申込〆切日 7日前(注意事項及びキャンセル規定はこちら) 服装/持ち物 防寒着、防寒帽子、防寒手袋、防寒靴または登山靴、スパッツ(雪の侵入を防ぐため)、目を保護するサングラス・ゴーグル等、リュックサック、飲み水、弁当、雨具、ゴミ袋、身分証明書、タオル、靴ひも予備、行動食、着替えのシャツ(汗をかいた場合)、地図、コンパス、ヘッドライト、スノーシュー、ストック
万座温泉の自然を知りつくした万座の達人・赤木道紘氏、またはその指導を受けたスタッフがご案内いたします。
※万座温泉の自然について標高差250mのうち、200m分を一気に下ります。帰りのことはとりあえず忘れて、スノーシューダウンヒルをお楽しみください。
2001年9月にこの一帯では大規模な地滑りが発生し、熊池は新たな形状となりました。池の中に立ち枯れの木が見られます。
さまざな樹齢のいろいろな樹種、そして森林、河川、草原と自然相も変化に富むため、植物種が豊富です。そのために野生動物や野鳥の一大生息地帯になっています。
般若の様な形に成長したクロサルノコシカケ。滅多に無い、ミズナラに生えるサルノコシカケです。この神々の森を護っているのかもしれません。ここから先が巨木の領域になります。
いきなりコース最大のミズナラがお出迎え。幹周りは480cmを越えます。キング・オブ・ザ・フォレストの名前にふさわしい、立派な樹形のミズナラです。
一体どうしてこんな形になったのか、誰もが驚いてしまう三つ又のミズナラ。上部では無く、足の方、根元が三つ又になっています。
嬬恋村で最大のダケカンバ。幹周り422cm以上です。しかし、木材腐朽菌の○○○○○タケがすでに子実体を形成していることから、あと数十年の寿命かもしれません。
リスの足跡は、万座内では最も多く見られるエリアです。指の形がくっきり。かわいいですね。天然林には動物の隠れられる場所がたくさんあります。
幹周り4mオーバーのハリギリ。もちろん、これも嬬恋村最大です。ハリギリの巨木はなかなか残っていなく、見ものです。
付近にはブナの大木も見られます。万座川流域は吾妻郡内でブナの天然林が見られる希少な場所です。
大きなミズナラの上にはたいてい、このように木の枝がたくさん乗っかっています。これは、ツキノワグマの仕業で熊棚といいます。エコツアーガイドがどうしてできたのかご説明いたします。
最後は標高差200mを一気に登らなくてはなりません。素晴らしい天然林に心を奪われてあまり徘徊しすぎず、復路の登りパワーを残しておいてくださいませ。
その他のご連絡
- スノーシューツアーの前後は基本的に近辺施設でのご宿泊を強くお勧めいたします。特にお帰りの交通機関をご予約されてしまうと、天候不順やお客様の体調・体力によって下山時刻が遅れ、ご予約した交通機関に乗れなくなってしまうことがあります。
- ただし、安全と下山時刻尊守のために、ガイドの判断でやむを得ず行程の一部を省く場合がございます。
- 昼食のお弁当はお客様の方でご用意ください(行きにコンビニに立ち寄り可能です)。朝食は済ませておいていただくか、登山口までの車中でお召し上がりください。
- ご予約の前に、傷害保険・賠償責任保険・注意事項 をよくお読みくださいますようにお願い申し上げます。また、ご同行者様も傷害保険に掛けますので、予め同行者様の(1)お名前 (2)ご住所 (3)性別 (4)電話番号 (5)生年月日をご準備くださいますようにお願い致します。
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