
雪上ガイドツアー実施の際には天候状況によって難易度が大きく変化します。
ふかふかの雪の場合には比較的安心ですが、硬化した雪面の歩行は転倒・滑落の危険が高まります。
ツアー途中での転倒・滑落は、ケガなどのトラブルに発展する原因となります。
しかし、ツアーをお申込みいただくお客様は十分な山歩きの経験を経ていない場合が多く、歩行中の危険に対しての認識が甘い方も見受けられます。
このことから、ガイドツアーを行う際の安全性向上を目的にお客様への歩行指導方法を確認するスキルアップセミナーを実施いたします。
■ 雪上歩行研修会 - 四阿山・3月 - 実施内容
【日 程】
平成27年3月16日(月)
8時20分~16時00分頃 (受付8時~)
【会 場】
パルコール嬬恋スキーリゾート
⇔ 四阿山(中腹にて訓練、山頂に向け実践)
(住所 : 群馬県吾妻郡嬬恋村干俣2401)【研修会内容】(状況により変更することもあります。)
08:00~ パルコール嬬恋リゾートホテル前駐車場 受付開始
08:20~ 駐車場内にて集合、あいさつ、装備確認(レンタルするアイゼンの調整等)
ゴンドラ乗車 → スノーシュー歩行 → P2183手前の斜面を目指します。
10:00頃 雪上歩行の基礎(比較的硬くなっている斜面を選んで行います)
登山靴だけでの歩き方(登り、下り、トラバース、転倒からの復帰)
アイゼンの装着と歩き方(同上、特有のリスクの把握)
ピッケルの使い方(携行、歩行補助、転滑落の予防)
転滑落の危険がある場所の通過
危険性の判断(高さ、距離、障害物、ケガ発生の際の搬出)
転滑落の防止(歩行中の装備点検、声掛け)
同 上(固定ロープの 設置、ロープの通過、個別確保)
12:00~ P2183手前の斜面出発 → スノーシュー歩行 → 急崖の難所手前
アイゼンの装着、ロープの準備
山頂祠に向けて、アイゼン+ピッケル歩行の実践
13:30~ 山頂より下山開始→樹林帯内で休憩
(昼食は研修行動中の時間をみて適宜とりましょう)
15:30頃 ゴンドラ乗車 → 下山
集合場所にて、アイゼン、ピッケル購入の際の注意点等を質疑応答
16:00頃 解散
【講 師】
齋藤 長作 (日本山岳協会自然保護常任委員ほか)
小池 寛喜 (AAESエコツアーガイドほか)
【対 象】
AAES会員、あるいはこれからアイゼン&ピッケルを使った冬山登山に真摯にチャレンジしたい冬山登山初心~初級者【募集人数】 10名(先着順)
【参加費】
※希望者多数の場合には再検討いたします。
- AAES会員
- エコツアーガイド養成講座受講者 … 3,000円
- エコツアーガイド養成講座未受講者 … 5,000円
- 一 般 … 7,000円
※当日現金にて徴収します。
※上記料金には、ゴンドラ往復代(2,000円)、傷害保険料が含まれています。
※AAES会員の場合はアイゼン・ピッケルが数セット貸出可能です。
レンタル料は各1,000円です(両方だと2,000円)。
【持ち物】
冬山ガイドツアー実施の際の一般装備&服装、昼食(行動食)、アイゼン(10本爪以上、軽アイゼン不可)、ピッケル、スノーシュー+ストック、ハーネス(簡易ハーネス可)、テープスリングをお持ちの方は持参してください。【申込方法】
以下のボタンよりオンライン申し込み画面へ進み、必要事項をご記入し送信してください。【お問合せ/申込先】
(1)〒377-0801 群馬県吾妻郡東吾妻町原町5103番地
NPO法人 浅間・吾妻エコツーリズム協会 東吾妻町事務所 赤木道紘まで
TEL/FAX:0279-25-7593 携帯080-5655-3009
E-mail : infoアットマークecotourism.or.jp
(2)講師 小池寛喜まで
TEL/FAX:027-235-9247
携帯090-2762-9007
Eメール:monster_im103アットマークyahoo.co.jp
■ 講師プロフィール
齋藤 長作(さいとう ちょうさく)
AAES会員。(公社)日本山岳協会自然保護常任委員、群馬県山岳連盟常任理事自然保護委員長。松井田山岳会員として妙義山周辺の遭難対策活動に長年従事。NPO法人赤城自然塾環境ガイドボランティア養成講座講師。山岳登攀、山岳スキーを実践。
小池 寛喜(こいけ ともよし)
AAES会員、同エコツアーガイド。
山岳登攀、山岳スキーを実践。
登山経験は30年。
■ AAES自然体験活動指導者トレーニングセミナーでは
随時、講師を募集しています。あなたが持っている、自然体験活動指導者として特別な技術を、ぜひ、当地域の自然ガイド、インタープリター、体験指導者たちに伝え、当地のおもてなし技術を高めて行きませんか。AAESは、これらの活動を趣味としてではなく、お客様に最高の満足を提供することができるプロとして活動できるように支援推進しています。